「紅茶を飲む器」というと何を連想しますか?
カップの下にお皿がセットになっている、いわゆる「カップ&ソーサー」と言われるモノをイメージされたのではないでしょうか。
こういうのん。
その中でも、「ボーンチャイナ」と呼ばれる器をご存知ですか?
*器の裏側(ブランド名とか書いてあるところ)に「BONE CHINA」と表記されています。
Wikipediaによると・・
ボーンチャイナと呼ばれる乳白色のなめらかな焼き物は、18世紀ごろにロンドンで発明された。
その当時のイギリスではシナ磁器で多用された白色粘土が入手困難であり、代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作したため、ボーンの名を冠する。
牛の骨灰を陶土に混ぜて・・・と聞くとなんだかおどろおどろしいイメージですね。
でもね、このボーンチャイナ、いい点がいっぱいあるんです。
まず、薄くて丈夫。
ボーンチャイナの茶器はとっても薄いので、口当たりがすっごくいいです。
もうね、すっごくすごくいいんです。(語彙力)
その分、紅茶をより直で感じられます。
液体がダイレクトで口に入ってくるようなカンジ。
次に、使えば使うほど、白が鮮やかになる。
たとえばこのカップ&ソーサー。かれこれ15年以上愛用しています。
(Wedgwoodのブループラム、という柄です。)
でも、その白さは衰えるどころかますます鮮やかになっています。
使っているからこそ、ますます美しくなるんです。
もし、ご自宅に大切すぎて飾る専門になっちゃっている
ボーンチャイナのティーカップがあったら・・・じゃんじゃん使ってください。
とっておきのカップも、使わなければただの置き物。使ってこそ、真価を発揮します。
むかーしむかし、Wedgwood卿(ウエッジウッドを創設した貴族)も、「食器は用の美」と言っていたとか。
要は「使ってなんぼ」てコトですよね。(雑)
美味しい紅茶を美味しく楽しく味わうために、使ってあげてください、ボーンチャイナ。
以上、食器棚から愛をこめて♡